アメリカ公演での気付き その2
「学ぶこと・ステージを作り上げること」
何かを追求しはじめると、
学びが深まれば深まるほど、最初に感じた新鮮な発見心の感覚が薄れていくかもしれない。
何かを達成していけば、次の達成ばかりを目指し、初心が薄れるかもしれない。
今回のアメリカ公演は、学んできたことがどれだけ腑に落ちているか、自分がどこまで理解しているのかを確認できるとても良い機会でもありました。
いまいち、自分が本当に理解できているのかを確信しきれていなかった部分が、腑に落ちました。
おかげさまで初心を思い出せました。
自分の今までの学びの自信にも繋がりました。
一歩一歩歩めているのかもしれない!っと。
今回、チームとしてリハーサルを重ね、ステージで踊らせていただくのは、久しぶりのことでした。
私は、本番に起こるステージ上のハプニングが大好物です!笑
お互いをフォローしあう、気持ちを一緒に作り上げる。
アイコンタクトをしながら、一つの作品を作り上げる。
空間を分かち合う「楽しみ」。
胸にこみ上げてくる「喜び」。
時に溢れ出る感動の「涙」。
空気が止まる瞬間の「静寂」。
湧き出てくる「エネルギー」。
この感覚を味わっている時、わたしは、ココにいてココにいません。
わたしであり、わたしでない。
時があって、時がない。
「無」。
だから、ステージが終わった後には、もうその感覚を味わい切ることができない。
「なまもの」であり、「いきもの」。
その場だけのもの。
その感覚がわたしの中で強いから、普段の生活でも、いつも出し切ろうとするのだと思う。
今のこの時は、二度と戻ってこないから。。。
それが、わたしの生き方であり、不器用さでもある。
理解されにく感覚でもあることも分かっている。
全てはみんなと共に作り上げられている世界。
それぞれのいろんな気持ちのなかで作り上げられた、その時のそのメンバーでしかできない作品。
ほんっとうに楽しかった。
内臓がよじれるほど笑った。
涙流しながら、くっちゃくちゃになりながら、倒れこみながら笑った。
でも、内容は説明できない、話したところで何も面白くないから!笑
最高の時間だった。
こうやっていつもダンスが、たくさんの出会いや経験にわたしを導いてくれる。
幸せな人生の学びをさせていただいているなぁ。
Masha